楽天証券とSBI証券の比較をしてどちらが本当にお得なの?と迷っていませんか。
2024年の制度開始から時間が経過し、両社のサービス競合はさらに激化しています。
併用もありなのか?現在はポイント還元率の改定や新機能の追加が相次ぎ、ネット上の古い情報だけで判断すると「実はあっちの方がお得だった」と後悔しかねません。
本記事では、2026年現在の最新データに基づき、両社のクレカ積立還元率、投信保有ポイント、アプリの操作性、そして将来の「出口戦略」に欠かせない自動売却機能までを徹底比較しました。
初心者さんで楽天ポイントを賢く貯めたい方から、1ポイントでも高い還元率を追求したいこだわり派まで、それぞれのライフスタイルに合わせた「正解」を提示します。
この記事を読めば、膨大な情報の洪水に惑わされることなく、自信を持って最初の一歩を踏み出せるはずです。
NISAを始めるなら、楽天証券とSBI証券の比較して納得のいく口座選びで、将来の資産形成を有利に進めましょう。
■本記事のポイント
- 「生活圏」に合わせた選択が最強の近道
- 「新NISA」のクレカ積立と保有還元率を比較
- 「使い勝手」と「挫折しにくさ」の操作性チェック
- 「出口戦略」まで見据えた機能の有無
【結論】SBI証券と楽天証券を比較してどっちがおすすめ?タイプ別診断と初心者の選び方

「結局、自分はどちらを選べばいいのか」という疑問に対し、まずは結論からお伝えします。
証券会社選びで大切なポイントは、現在の生活圏(経済圏)と、将来どのような投資をしたいかという軸です。
これから解説するポイントを参考に、自身のライフスタイルに当てはめてみてください。
●楽天カードや楽天銀行を日常的に使っている方の最適解
●ポイント還元率の最大化と取扱商品数を重視する方の選択肢
●投資初心者が挫折せずに続けられる操作性の比較
●「決めきれない」場合の併用という選択肢
●他社から乗り換える際の具体的な注意点とスケジュール
楽天カード・楽天銀行ユーザーなら「楽天証券」

楽天ポイントを中心に生活している「楽天経済圏」の方には、楽天証券が最もおすすめです。
楽天カードでのクレジット決済積立(クレカ積立)により、日常的に使うポイントが効率よく貯まります。
さらに、楽天銀行と証券口座を連携させる「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金金利が優遇される点も大きなメリットです。
貯まったポイントを投資信託や国内株式の購入に充てられるため、現金を持ち出さずに投資を体験できます。
楽天モバイルや楽天ふるさと納税など、他の楽天サービスとの相乗効果(SPU:スーパーポイントアップ)も高く、生活全体の満足度向上に寄与します。
ポイント還元率と銘柄数にこだわるなら「SBI証券」

「1ポイントでも多く還元を受けたい」「幅広い商品に投資したい」という方にはSBI証券が向いています。
三井住友カードやOliveなど複数のクレジットカードから積立方法を選択でき、VポイントやPontaポイントなど貯めるポイントを選べる点が魅力です。
投資信託の保有残高に応じてポイントが付与される「投信マイレージ」の還元率も、総じて楽天証券より高く設定されています(2026年3月時点)。
IPO(新規公開株)の取扱数も業界トップクラスであり、投資の幅を広げたい中長期投資家にとって非常に強力なインフラとなります。
外国株の取扱国数も9カ国と、楽天証券の6カ国を上回っており、グローバルな分散投資を極めたい層に支持されています。
初心者にはどちらが向いているか

投資が初めての方にとって、最大の障壁は「画面の分かりやすさ」と「設定の平易さ」です。
楽天証券は、楽天市場のような直感的なインターフェースを採用しており、どこに何があるか迷いにくい設計になっています。
対してSBI証券は、情報量が多く専門的な分析がしやすい反面、初心者には「機能が多すぎてどこを触ればいいか分からない」と感じる場面があるかもしれません。
「まずは少額から、スマホで簡単に始めたい」という感覚であれば、楽天証券の方がスムーズに運用を開始できる傾向にあります。
ただし、SBI証券も「かんたん積立アプリ」のように初心者向けに特化したツールをリリースしており、その差は年々縮まっています。
迷ったら「両方開設・併用」で使い分けるのも賢い選択

どうしても一社に絞れない場合は、両方の口座を開設して使い分ける方法も有効です。
新NISA口座は一人一口座しか持てませんが、通常の特定口座(税金がかかる口座)であれば制限なく複数の証券会社に持つことができます。
「新NISAはポイント還元の高いSBI証券で行い、日本株の分析や日経テレコン(無料ニュース閲覧)には楽天証券のツールを使う」といった使い分けが可能です。
口座開設費用や維持管理手数料はどちらも無料なため、実際に両方のツールを触ってからメインを決めるのが最も失敗のない方法といえます。
リスク分散の観点からも、一つの金融機関に全ての資産を集中させないことは、中上級者も実践している戦略です。
SBI証券から楽天証券へなどNISA乗り換えの注意点

既に他社でNISA口座を持っている場合でも、年単位で金融機関を変更することが可能です。
ただし、その年に一度でもNISA枠を使用して買付を行っていると、その年は金融機関の変更ができません。
乗り換え手続きには、現在の証券会社から「勘定廃止通知書」を取り寄せ、新しい会社へ郵送するなど、約2から4週間の時間がかかります。
また、旧NISAで購入した商品を新しい証券会社へ移管することはできないため、売却して現金で移すか、そのまま非課税期間が終わるまで保有し続けるかの判断が求められます。
10月以降に翌年分の変更手続きが可能になるため、年末から年始にかけて計画的に進めるのがスムーズです。
SBI証券と楽天証券を比較!新NISAとポイント還元にクレカ積立から将来の「出口戦略」まで

新NISA制度を最大限に活用する鍵は、購入時のポイント還元と、将来の売却しやすさにあります。
特に「クレカ積立」は、毎月の投資額に対して確実にポイントが得られるため、長期的な資産形成に大きな差を生みます。
以下の項目では、具体的な還元率のシミュレーションから、資産を取り崩す際の利便性までを比較します。
●つみたて投資枠におけるポイント付与の仕組み
●クレジットカードのランクによって変わる還元期待値
●貯まるポイントの種類とその使い道
●保有しているだけで貯まるポイントのコスト換算
●資産を売却する際の自動化機能の柔軟性と使い勝手
つみたてNISA比較で見えるポイント付与の仕組み

両社とも、新NISAの「つみたて投資枠」でポイントが付与される仕組みを整えています。
楽天証券は「楽天カード」での決済が基本となり、カードの種類や積立対象の商品によって還元率が0.5%から1.0%の間で変動します。
SBI証券は「三井住友カード」や「Olive」などから積立方法を選択でき、前年のカード利用額に応じて還元率が決定される仕組みが導入されています。
どちらも月間10万円までの積立がポイント付与の対象となりますが、SBI証券の方が高還元率を維持しやすい条件が揃っているケースが多いです。(出典:金融庁『NISA特設ウェブサイト』)
クレカ積立で比較:カードランク別の還元期待値

クレカ積立の還元率は、保有するクレジットカードのランクによって劇的に変わります。
一般カード(年会費無料)の場合、両社とも0.5%程度の還元率が標準的ですが、ゴールドやプラチナランクではSBI証券の「三井住友カード プラチナプリファード」のような特化型カードが力を発揮します。
楽天証券では「楽天ブラックカード」などが高い還元率を誇りますが、招待制であることや年会費の負担を考慮する必要があります。
例えば、毎月10万円を積立する場合、還元率が1%違うだけで年間12,000円、20年で24万円もの差になります。
自分の年間消費額がゴールドカードの年会費無料条件(年間100万円利用など)を達成できるかどうかが、判断の分かれ目となります。
ポイントの貯まり方と使い道の自由度

貯まったポイントの「出口(使い道)」も無視できない比較項目です。
楽天証券で貯まる「楽天ポイント」は、楽天市場や街の加盟店、さらには公共料金の支払いなど、圧倒的な汎用性を誇ります。
SBI証券では、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイルなどから、自分が貯めたい種類を任意で選択可能です。
楽天経済圏にどっぷり浸かっている方は楽天一択ですが、ドコモやauなど他のキャリアユーザーはSBI証券の方が柔軟にポイントを活用できます。
また、ポイントで投資信託を買う「ポイント投資」の使い勝手も、両社ともに非常に洗練されています。
投信保有ポイントで差がつく長期運用のトータルコスト

投資信託を購入する時だけでなく、持っている間にかかる「実質的なコスト」にも目を向けましょう。
SBI証券の「投信マイレージ」は、投資信託の保有残高に対して年率数パーセントのポイントが付与されるサービスです。
楽天証券にも「投信残高ポイントプログラム」がありますが、対象となる銘柄が「楽天・プラス」シリーズなどの一部に限定されている点に注意が必要です。
低コストな全世界株式(オルカン)などを保有する場合、SBI証券の方が実質コストを抑えられる傾向にあります。
これは運用残高が1,000万円を超えてくると、年間で数千円から数万円相当の差となって現れる重要なポイントです。
定額・定率・期間指定どれが便利?自動売却機能の柔軟性

資産形成の終盤、貯めたお金を使う「出口戦略」において、自動売却機能の有無は生活の質を左右します。
楽天証券の「定期売却サービス」は、定額、定率、期間指定の3種類から選択でき、非常に柔軟な取り崩しが可能です。
特に「定率(毎年〇%ずつ売却)」は、資産を長持ちさせる戦略として非常に有効で、楽天証券が先行して充実させてきた機能です。
SBI証券も自動売却機能を備えていますが、設定の自由度や操作の直感性では依然として楽天証券が優勢との声が多いです。
「老後に毎月一定額を自動で現金化し、生活費の足しにしたい」という方にとって、この機能の差は大きな安心感の差に繋がります。
SBI証券と楽天証券を比較!アプリの使いやすさから「ほったらかし力」まで

どれだけポイント還元が魅力的でも、日々の操作がストレスになっては投資を継続できません。
特にスマートフォンで全ての取引を完結させたい現代において、アプリの完成度は証券会社選びの決定打となります。
以下の比較項目を通して、日常の運用がどれだけスムーズになるかを確認していきましょう。
●初心者向けアプリと中上級者向けツールの具体的な操作感
●スマホ一台でどこまで「完結」できるか
●銀行口座との連携(マネーブリッジ等)による資金移動の自動化
●AIやロボアドバイザーによる「ほったらかし運用」の手軽さ
●パソコン版高機能ツールの特性とMac/Windowsの対応差
使いやすさ:直感的な操作か多機能か

楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」は、情報の見やすさと注文のしやすさに定評があります。
マイページを開けば現在の資産合計と評価損益が一目で分かり、複雑なメニューを辿る必要がありません。
一方のSBI証券は、メインアプリの他に「かんたん積立アプリ」を用意しており、積立投資に特化したいユーザーには非常に使いやすく設計されています。
ただし、個別株の分析や特殊な注文を行おうとすると、SBI証券の方がステップ数が多く感じることがあります。
「シンプルに迷わず使いたいなら楽天、詳細なデータを見極めたいならSBI」という住み分けが顕著です。
スマホアプリひとつで資産管理が完結するのはどっち?

現代の投資スタイルにおいて、パソコンを開かずにスマホだけで完結できる「完結力」を比較します。
楽天証券は、NISAの積立設定から日本株・米国株の注文、さらには入出金まで「iSPEED」内でほぼ完結します。
SBI証券もアプリのアップデートにより利便性は向上していますが、一部の詳細設定(住所変更や口座連携等)でブラウザ(Webサイト)への遷移が必要になる場面があります。
移動中や隙間時間にサッと資産状況をチェックし、その場で設定を変更したい方には楽天証券のUI(ユーザーインターフェース)が適しています。
指紋認証や顔認証によるスムーズなログインも、両社ともに最新基準をクリアしています。
マネーブリッジとSBIハイブリッド預金の金利・利便性比較

証券口座と銀行口座を連携させることで、投資の利便性は飛躍的に向上します。
楽天証券の「マネーブリッジ」は、楽天銀行の普通預金金利が最大0.1%(2026年3月時点、残高条件あり)まで優遇される強力なサービスです。
SBI証券と住信SBIネット銀行を連携させる「SBIハイブリッド預金」も、資金の自動振替が可能で非常にスムーズです。
ただし、預金金利の優遇幅については楽天銀行の方が有利なケースが多く、貯金と投資をセットで考えたいユーザーに支持されています。
楽天銀行は「ハッピープログラム」により、振込手数料の無料回数が付与されるなど、日常生活での利便性も高いのが特徴です。
おまかせ運用(ロボアド)のコストと運用パフォーマンス

「自分で銘柄を選ぶのが不安」という方のために、AIが運用を代行するロボアドバイザー機能も充実しています。
楽天証券の「らくらく投資」は、いくつかの質問に答えるだけで自分に合った運用コースを提案し、NISA口座での運用にも対応しています。
SBI証券も「SBIラップ」などのサービスを提供しており、市場環境に応じて自動で資産配分(アセットアロケーション)を変更する高度な運用が可能です。
これらのサービスは一般的な投資信託よりも管理費用(信託報酬)が高めに設定されているため、あくまで目安として利用し、慣れてきたら自分でも銘柄を選ぶのが望ましいでしょう。(出典:日本証券業協会)
PCツール「マーケットスピード」と「HYPER SBI」の特性

本格的に株のデイトレードや深いチャート分析を行いたい方にとって、PCツールの性能は譲れません。
楽天証券の「マーケットスピード II」は、プロ並みの分析機能を持ちながら、カスタマイズ性が非常に高いことで知られています。
SBI証券の「HYPER SBI II」も、板読み(買いと売りの注文状況を確認すること)のしやすさや注文スピードに非常に優れています。
注目すべきは、楽天証券の「マーケットスピード」がMac OSにネイティブ対応している点です。
多くの証券会社がWindows専用ツールを提供している中、Macユーザーにとって楽天証券は非常に有力な選択肢となります。
SBI証券と楽天証券を比較!取扱商品とコストの深掘り

新NISAのつみたて投資枠以外にも、米国株投資や少額投資、節税効果の高いiDeCoなど、投資の出口は多岐にわたります。
それぞれのサービスにおいて、手数料や商品ラインナップにどのような違いがあるのかを深掘りします。
自身の投資目的が「全世界への分散」なのか「個別株への挑戦」なのかを意識しながら確認してください。
●国内株式取引における手数料無料の適用範囲
●米国株投資にかかるコストと利便性の比較
●1株から買える「ミニ株」サービスの自由度とリアルタイム性
●iDeCoにおける商品数と管理のしやすさ
●成長投資枠での戦略的な使い分け(IPO等)
手数料の無料範囲を再チェック

2026年3月現在、両社とも国内株式(現物・信用)の売買手数料は「完全無料化」が定着しています。
ただし、無料にするためには特定のコース(楽天証券の「ゼロコース」やSBI証券の「インターネットコース」)を選択する必要があります。
これを怠ると、従来通りの手数料が発生してしまうため、初期設定は非常に重要です。
また、電話注文や特別な取引については手数料が発生する場合があるため、公式サイトでの最終確認は必須です。
基本的にはネット経由であればどちらを選んでも手数料負けすることはありませんが、海外ETFの買付手数料無料化など、細かな無料範囲には差があります。
米国株の比較:為替手数料と注文方法の差

米国株投資を検討している場合、売買手数料だけでなく「為替手数料(円をドルに換える際の手数料)」が大きなコスト要因となります。
SBI証券は、住信SBIネット銀行との連携により、米ドル調達のコストを極めて低く(または無料に)抑えることが可能です。
楽天証券も為替手数料の引き下げを行っており、大きな差はなくなってきていますが、依然としてSBIグループに優位性がある場面も見られます。
注文方法については、楽天証券が米ドルと日本円のどちらでもスムーズに発注できるため、初心者には扱いやすい設計です。
SBI証券は、米国株の貸株サービス(持っている株を貸して金利をもらう)を提供している点が中上級者に評価されています。
1株から配当金がもらえる「ミニ株」サービスのリアルタイム性

通常100株単位(数十万円から)でしか買えない日本株を、1株(数百円から)から購入できるサービス(ミニ株)の比較です。
楽天証券の「かぶミニ」は、対象銘柄であればリアルタイムでの取引が可能な点が最大の強みです。
SBI証券の「S株」も幅広い銘柄に対応していますが、注文のタイミングによっては約定(取引成立)まで時間がかかる場合があります。
少額でこまめに高配当株を買い集めたい方にとって、狙った価格で瞬時に取引できる楽天証券の利便性は非常に高いといえます。
これにより、お小遣いの範囲で「JT」や「トヨタ」といった大企業の株主になることが容易になりました。
iDeCo(イデコ)のラインナップと管理画面の使い勝手

節税メリットが大きいiDeCoにおいても、両社は強力なライバルです。
SBI証券は「セレクトプラン」として、低コストで人気のある商品を厳選して提供しており、商品数も豊富です。
楽天証券も負けじと、楽天・バンガード・ファンドなどの独自性の高い商品を揃えており、管理画面も証券口座と一体化されていて非常に見やすいです。
iDeCoは一度始めると金融機関の変更に3から4ヶ月の手間がかかるため、将来的な運用のしやすさを重視して選ぶべきです。
拠出(積み立て)をお休みする際の手続きなども、Web上で完結する範囲が広いのは楽天証券の方です。
成長投資枠の対象銘柄とIPO投資のチャンスの違い

新NISAの「成長投資枠」では、投資信託だけでなく個別株の購入も可能です。
ここで差が出るのが「IPO(新規公開株)」です。
IPOは上場前に株を購入し、上場後に利益を狙う投資手法ですが、SBI証券は取扱実績で圧倒的No.1を誇ります。
「IPOチャレンジポイント」という、外れてもポイントが貯まり、次回の当選確率が上がる独自の仕組みもSBI証券ならではの魅力です。
楽天証券も取扱数を増やしていますが、当選確率や機会の多さではSBI証券に軍配が上がります。
成長投資枠を使って、積極的に値上がり益を狙いたいなら、SBI証券のプラットフォームが有利に働きます。
SBI証券と楽天証券を比較!サービス改悪のリスクやセキュリティの「隠れた差」

最後に、長く資産を預ける上で欠かせない「安全性」と「企業の姿勢」について触れます。
ポイント還元率の高さだけで選んでしまうと、将来的なサービス変更(改悪)に振り回されるリスクがあります。
各社がどのような方向を向いてサービスを展開しているのか、その背景まで理解した上で最終判断を下しましょう。
●SBI証券の現状とユーザーが抱える具体的な不満点
●過去のサービス変更履歴から見る「将来の安定性」
●二要素認証や不正出金対策などのセキュリティ対策状況
●カスタマーサポートの繋がりやすさとオペレーターの質
●業界トップ争いがユーザーにもたらす「本当の恩恵」
SBI証券の弱点は何ですか?ユーザーが感じる不満と改善の兆し

業界最大手であるSBI証券ですが、ユーザーからは「Webサイトの構造が古く、どこに設定があるか分かりにくい」という声が根強くあります。
また、注文の確認画面が複数回出たり、重要な通知が分かりにくい場所にあったりと、UI(ユーザーインターフェース)の面でストレスを感じる場面があります。
現在はアプリの刷新やサーバーの強化に巨額の投資を行っており、弱点は着実に解消されつつありますが、IT操作に不安がある方には依然として楽天証券の方が親切に感じられるでしょう。
しかし、その多機能さゆえに、使いこなせばSBI証券の方が「できること」の幅が広いのは事実です。
「2025から2026年最新」サービス改悪・改善の歴史から見る各社の姿勢

ネット証券の世界では、顧客獲得のための過度なポイント還元が、後になって引き下げられる「改悪」がしばしば起こります。
楽天証券は、過去にポイント付与条件を厳しくしたことでユーザーの離反を招いた時期がありましたが、現在はそれを反省し、サービスの再構築を行っています。
SBI証券は、一貫して手数料無料化やポイント還元率の維持に積極的ですが、カード会社との提携条件が変わるリスクは常に存在します。
特定のポイントサービスに依存しすぎず、証券会社としての地力(商品数やシステム性能)を見極めることが重要です。
2026年時点では、両社ともに「安定期」に入っており、極端な改悪リスクは以前より低下していると考えられます。
セキュリティの信頼性と二要素認証

大切な資産を預ける以上、セキュリティ対策は万全でなければなりません。
両社とも、ログイン時のID・パスワードに加え、スマホアプリによる二要素認証(ワンタイムパスワード)や生体認証を標準導入しています。
不正ログインに対する補償制度も整っていますが、ユーザー自身が「他サイトと同じパスワードを使わない」といった自己防衛も不可欠です。
SBI証券は「住信SBIネット銀行」との強固な連携により、資金の出入りをスマート認証等で厳格に管理できる仕組みを構築しています。
楽天証券も、楽天グループ全体のセキュリティ基盤を活用し、不審なアクセスの早期検知に努めています。
電話がつながらない?チャットや対面相談窓口の有無

ネット証券の不安要素の一つに「いざという時に相談できない」という点があります。
楽天証券もSBI証券も、電話サポートのほかにAIチャットや有人チャットでのサポートを非常に強化しています。
ただし、相場急変時や新制度の導入期などは電話が繋がりにくくなることが一般的な目安として知られています。
楽天証券は、楽天カードの拠点や実店舗を活用した、対面での資産運用相談イベントを開催することもあり、物理的な安心感を求める層への配慮が見られます。
対してSBI証券は、三井住友銀行の窓口での仲介業務を行っており、ネットとリアルの融合を模索しています。
業界シェア争いがもたらすユーザー還元キャンペーンの動向

現在、両社は業界1位の座を激しく争っており、その結果として手数料の無料化や豪華な新規開設キャンペーンが次々と打ち出されています。(出典:日本証券業協会『証券業の統計データ』)
ユーザーにとっては、この競争が続いている間はより良いサービスを安く利用できるチャンスと言えます。
しかし、キャンペーン目的だけで口座を頻繁に変えるのは手続きの労力に見合わないことが多いため、基本的には「長く付き合える一社」を本記事の基準で選ぶべきです。
2026年は、新NISAの普及が一巡し、各社が「継続的な利用者の満足度」にシフトしていく重要なフェーズに入っています。
【まとめ】楽天証券とSBI証券の比較について
最後に本記事で重要なポイントをまとめます。

